「実践の心得 ―基本十箇条―」
5月25日(土)亀山市青少年研修センターにて、講師に澤谷主任をお招きして純粋倫理基礎講座・第17講が開催された。参加者は13名。
実践報告で、I 推進長が前回の基礎講座での実践目標として「生活倫理相談」を受けたことを報告した。
相談内容は、「仕事で何かにつけて自分のことを否定する人がいて困る」ということで、実践として「両親と見立てて何かに話しかけるようにする」ことをアドバイスされた。
そこで、自身の枕を両親に見立てて仕事のことなどを話しかけるようにしたら、その否定的な人から、「何でも受け入れるので、なんでも遠慮なく言ってくれ」と言われるようになり、なんとも不思議な結果になったと報告した。
澤谷主任からは、「話すだけでも気持ちが楽になるものです。生活倫理相談士が大切にしていることは、共感を得るように聴くことです。日常でも人の話に共感して聴くようにしてみましょう」と解説された。
今回の基礎講座のテーマ
「実践の心得」
について、澤谷主任から「倫理は実践が大切です。実践のない倫理を他人に押し付けると、逆に傷つけることになります。
これを“倫理の刀で人を切る”と言います。必ず理屈だけではなく、実践してください」と説明があった。
そして実践をする上での心得として次の10の項目を説明した。
①即行、気づいたらすぐする。
②純粋、疑ったり、心配したりしない。
③直行、まっすぐに行う。
④クヨクヨしない、結果にとらわれない。
⑤張りつめた心、緊張。
⑥途中で気を抜かない、一気呵成。
⑦貫徹、押し通す。
⑧うまずたゆまず、反復不退。
⑨悲しみも喜びもほどほどに、不非不喜。
⑩きちんとした後始末、慎終。
最後に、「実践によって良い習慣が身につきます。最終的には人間性の向上を目指して、豊かで幸せな人生を送れるようにしていきましょう」と締めくくられた。
寄稿 広報委員長
田中 保憲