特別なおはよう倫理塾 四日市会場

特別なおはよう倫理塾 四日市会場
特別なおはよう倫理塾 四日市会場
おはよう倫理塾四日市

「出会い」

5月12日(日)四日市市内の当会会員所有の会計事務所にて、講師にI顧問をお招きしておはよう倫理塾が開催された。参加者は21名。

実践報告として、入会してまだ約2ヶ月のIさんが、借金で苦しんでいる息子について報告した。

倫理相談を受けて、息子の借金は幼少期にあまりかまってやれていなかったことからくるサインであると気づき、心から謝罪して、常にそばにいると思って離れて暮らしている息子に声を掛ける実践をした。

すると、日をおかず息子から連絡が来るようになり態度も柔らかくなっていった。また、自分に倫理を伝えてくれた方から無料で相談を受けてくれる弁護士を紹介してもらい、借金の返済が不要になったことを報告した。

報告を受けてI顧問は、「親も子育ての初心者です。間違いをしながらも育てていくものです。成長した後でも誤りに気づいたら、その時に間違いを侘びてやり直せば良いのです」と解説した。

今回の講話のテーマ
「出会い」
について、冒頭でI顧問は「様々な出会いで今の自分ができている」と述べられて、出会いには友人や恋人、親兄弟、先生などの人との出会いもあれば、芸術や場所、物などの人以外の出会いもあるということを話された。

出会いについてご自身の体験談を例に挙げて説明された。

I顧問のご主人は借金の保証人になり挙げ句、会社を倒産させてしまった。

その後、I顧問とご主人で事業を再開するが、その集金でお客さんのところを回っている内に、ご主人の人柄の良さをお客さんから教えてもらった。

それらのお客さんに支えられて、事業がうまく回るようになった。

ある日、支払いができない時に、ふと父の知人の顔が思い浮かび、突然訪ねて借金のお願いをしたところ、その方が父に助けられたことがあったため、父の娘というだけで快くお金を貸してくれたことなどを話された。

これらの話のあとに、「世の中には良い出会いもあれば悪い出会いもあります。良い出会いをするためには次の5つのことをしてください。

①口は優しい言葉を言うために使う、

②手は人を助けるために使う、

③耳は人の話をよく聴くために使う、

④目は人の良いところを見つけるために使う、

⑤心は人の痛みを理解するために使う。

良い出会いをして良い人生を歩んでください。」と説明して締めくくられた。 
   寄稿者
広報委員長 田中 保憲