家庭倫理の会三重 四日市支部
「人生における約束」
5月11日(土)四日市市文化会館にて、講師に I 顧問をお招きして倫理セミナー四日市が開催された。参加者は20名。
実践報告として、岩塚直樹推進長が、激しい腰痛があったが、仕事などでストレスを抱えて自分の体に無理をさせてしまっていたことを反省して、そのことをおはよう倫理塾の実践報告で話したところ、気分がスッキリして腰痛が治まった体験を報告した。
I 顧問からは、「栞の第七条、疾病信号に書かれている通り、肉体は心の容れ物です。
体調不良になったとしても、心配せずできることをしようと決めたことで心が変わり、体も良くなったのでしょう」と解説された。
今回の講話のテーマ
「人生における約束」
として、まずこの世の中は約束によって成り立っているという前提をお話されて、約束の重要性として、約束を破り続けると社会は大混乱に陥り、個人であれば人間失格の烙印が押されてしまうと述べられた。
約束については、万人幸福の栞の第九条、破約失福に書かれている通りだが、丸山敏雄創始者はこの第九条を最後に書き記し、17ヵ条の真ん中である第九条に据えたことで、その重要性を表しているということを説明された。
栞に記述されている
「親子夫婦等の血縁の間のきめごと」
という一節について、I 顧問の姉の体験を例に挙げて説明された。I 顧問の姉は2回に渡る離婚をした。
離婚は夫婦間の約束を破る行為である。そのため、2度目の結婚の時も姉はなかなか妊娠出産することができず、離婚した後も落ち込んだ状態が続いた。
しかし、倫理指導で富士研のセミナーに参加したことで、親祖先から自分が
当家の跡取りと期待されていたことに思い至り、
心を入れ替えたことで、当家に婿養子として来てもらえる男性と結婚することができて、今は安定して暮らしていることを話された。
のちに、なぜ姉の結婚がうまく行かなかったのかを考えていると、以前に父は母と結婚しているのに4人も彼女がいたことが分かった。
池田顧問はそのことについて「親から子へは良いことも悪いことも引き継がれます。私達は約束を守り、徳を積んで次の世代へ良いものを渡して行けるようにしたいものです」と解説された。